腰部脊柱管狭窄症の症状から判る3つのタイプ(セルフチェック可)

腰部脊柱管狭窄症は、痛みの症状により3つに分けられ、タイプごとに治療法が異なっています。
1.馬尾型
2.神経根型
3.混合型

腰部脊柱管狭窄症の3つのタイプの内訳は、京都府のわたなべ整形外科のデータによると馬尾型馬尾型14%、神経根型70%、混合型16%となっています。

腰部脊柱管狭窄症の症状の特徴は、脚の痛みやしびれといった坐骨神経痛です。脊柱管の狭窄で神経の一部が圧迫されると、お尻から足の先にかけて通っている坐骨神経に沿って痛みやしびれを感じます。これに関連して、「歩くと足の痛みやだるさを感じ、休むと痛みがおさまり、再び歩けるようになる」という間欠性跛行も特徴です。

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引用元:大日本住友製薬 腰部脊柱管狭窄症の種類

1.馬尾型とは

脊柱管の中を通る神経の束の馬尾が圧迫され、両脚にしびれや脱力感を感じる

馬尾型の症状
・頻尿感、残尿感、便秘
・両脚の「しびれ」や「まひ」(痛みはない)、だるさ
・異常な勃起(男性)、会陰部に「ほてり」異常な感覚(女性)

2.神経根型とは

神経の束の馬尾から分かれた神経の根元が圧迫され、片側の脚の痛みやしびれを感じる

神経根型の症状
・片方のお尻から脚の坐骨神経にかけて痛みやしびれ

3.混合型とは

馬尾と神経根が同時に圧迫され、馬尾型と神経根型の両方の症状が現れるのを混合型といいます。

混合型の症状
・馬尾型と神経根型の両方の症状

また、狭窄のタイプが「馬尾型」「混合型」と「神経根型」では保存療法や手術に対する対応が違ってます。

馬尾型と混合型では手術療法をまず考えます。それは、馬尾障害による症状は、時間経 過で自然治癒することが見込めないからです。馬尾障害を長期間放置することで、手術後 に得られる改善度が低下します。そのため、馬尾型では早期に手術を行なうことが望まれ ます。引用元:西横浜総合病院「腰部脊柱管狭窄症とは」

神経根型では自然治癒する症例が尐なからず存在するのに対して、 馬尾型では症状が次第に進行してゆく症例が多いです。そのため馬尾症状を呈している症例 に対しては手術時期を逸することのないよう、十分に注意する必要があります。引用元:東京大学病院

神経の束である馬尾が圧迫される馬尾型は、両脚の広範囲なしびれや脱力感、〜な症状がみられます。両方の症状が出現する混合型とともに、手術療法が第一となります。引用元:徳島県医師会

腰部脊柱管狭窄症の狭窄のタイプが神経根型の場合は、薬物療法やリハビリでから始めるのが一般的です。しかし、狭窄のタイプが「馬尾型」「混合型」の場合は、時間の経過とともに症状が悪化することから、即手術を検討することもあるようです。

それぞれの神経がカバーする領域は大体決まっていて、下図に示す部分です。
第4・第5腰椎
引用元:岩井整形外科

坐骨神経がカバーする部分は大体決まっているので、脚の痛む箇所をみることで、腰椎の狭窄している骨の部分の見当がつくようです。

まとめ

  • 腰部脊柱管狭窄症は「馬尾型」「混合型」「神経根型」の3つに分類される。
  • 馬尾型、混合型の場合は、第一に手術を検討する。神経根型は保存療法から行う。

病院利用メモ
大病院の場合、紹介状がないと受診できないことがあります。
事前に専門医の診察日、曜日を確認することをおすすめします。

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